- あしらい
- あしらい(1)もてなし。 取り扱い。 応対。
「客の~が悪い店」「心に花のある~は口に言葉の仇繁(アダシゲ)きより懐(ナツ)かしきに/五重塔(露伴)」
(2)取り合わせ。 配合。「刺身に青ジソの~」
(3)(「会釈」とも書く)(ア)演技用語。 相手役に全身を向けて正対する動作。 (イ)囃子(ハヤシ)(歌舞伎囃子も含む)演奏上の用語。 意味と用法はきわめて多様だが, 基本概念としては, 主奏に対する伴奏が, 不即不離の比較的自由な関係で適当に見計いつつ伴奏すること。 この場合の主奏と伴奏には, 演技と囃子, 謡と囃子, 狂言と囃子, 鼓類と笛, 小鼓と大鼓など, さまざまな場合がある。 リズム上の意味合いが強く, 多くは拍子に合わせない(拍節感を消した)演奏になる。 「物着の~」「~打ち」「~吹き」(ウ)生け花で, 役枝以外の枝。(4)俳諧の付合(ツケアイ)方法の一。 前句の人の衣類・食物・道具などさらりと案ずる方法。→ 七名八体
Japanese explanatory dictionaries. 2013.